世間では9月になったので「September」を聴こうとか、
「September」は歌詞をみれば分かるけど、12月の歌だとかいう話題で盛り上がっているかもしえれません(笑)
しかしそんなことはさておき、今日はちょっと違った角度からEarth,Wind & Fire(アース・ウィンド・アンド・ファイア)を見てみたいと思います。
というのは個人的なことですが、先日注文していたカリンバが到着したので。。。
さてカリンバ(Kalimba)といえば今や親指で金属製の棒を弾く楽器の総称のようにつかわれていますが、(これは日本だけでなくアメリカなどでもそのようです。)
実はアフリカ各地にはこのようなタイプの「親指ピアノ(サム・ピアノ)」に分類されるような楽器がさまざまな形であります。
そのあたりはサカキ・マンゴーさんの「親指ピアノ道場」という本が詳しいです。
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親指ピアノ道場! ~アフリカの小さな楽器でひまつぶし
mbira(ムビラ)とかlimba(リンバ)とかが割と有名でmbiraに至っては最近ではArray Mbiraなどという4オクターブのフルキー装備の「親指」だけでないものも開発されて、
日本ではそのサンプリング音源なども発売されています。
(欲しいのですが輸入が大変そうで断念。。。)
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Array Mbiraのページ
サンプリング音源
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そして話はもどり実はKalimba(カリンバ)というのはHugh Tracey(ヒュー・トレイシー)によってアフリカの親指ピアノを西洋音階に合わせてチューニングし、楽器として使えるようにした商品の商品名なのです。
(Hugh Traceyのページを見ると商標登録していることを強く訴えています。)
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Hugh Tracyのページ
なので本当はHugh Tracey製のカリンバ以外はカリンバと呼ぶべきではないのです。
(ホッチキスやオセロが登録商標であるのと同じことですね。)
ちなみに今、我が家にあるカリンバはこんな感じです
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この写真に写っている左端のものはカリンバもどきで、アフリカのお土産品です。
音も不安定ですし、楽器としては実用的ではありません。

Hugh Tracey社のカリンバも何種類かあるのですが、以前は実用的なのは17鍵のTrebleと15鍵のAltoの2種類で、僕も最初に17鍵のTrebleを購入

ところがここ数年でいろいろ種類がふえ、以前はキーもGだけだったのが各種とりそろえ
なんとChromatic(クロマチック)まで登場。
(それまではスケールからはずれると音が出せないのでなかなか不便だったのですが。)
ということでChromaticのAltoを購入。

Altoの方が鍵盤自体も太くしっかりしています。
そしてなんと裏側に、スケールからはずれている半音キーが!

やはりフルキーをカバーしているというのは便利でTrebleのクロマティックも欲しくなってきました。
Hugh Traceyのカリンバは日本で扱っているところもあるのですが、
自身もカリンバプレイヤーであるMark HoldawayさんがやっているKalimba Magicだと
ピックアップ付きで送料入れても日本で購入するピックアップなしと同じくらいの値段で購入できるのでおすすめです。
最近ネットショップでの国際注文にも対応してくださってます。
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Kalimba Magic Shop
今回の記事はすこしアースからは脱線しましたが
次回は、そんなカリンバの音色がアクセントになっているEarth,Wind & Fireの楽曲を紹介したいと思います!
余談ですがHugh TracyのカリンバはKiaat Wood(キアート)を使っていて
その木の香りだけでも癒されます。